五百円玉に隠された文字 [雑談ネタ#179]


一円玉は昭和30年に発行され、現製造貨幣の中で最も古い。
デザインは一般公募によって選ばれたものだが、表に描かれている「若木」という植物には、モデルになった樹木はない…つまり実在しない植物らしい。

次に、五円玉は昭和24年に発行された当時、穴は開いていなかった。
その理由は、激しいインフレによる発行枚数の増大から、素材を節約する必要に迫られたからだという。当時の世相がうかがわれるエピソードだ。
五十円玉も最初は穴が開いていなかったが、のちに製造された百円玉との見分けが付きにくいということで改良されたそうだ。

あと、五百円玉の裏面の「0」の数字の中に「500円」の文字が隠されていることにお気づきだろうか? これは偽造防止策の一つで、見る角度によって「500円」の文字が浮かび上がるように加工されている。